コレクション展
2022年度第2期コレクション展
From the museum collection 2022: second period
展示室4 追悼 設楽知昭
昨年3月に愛知県立芸術大学を退任後、7月に急逝した設楽知昭(1955-2021)。人が世界を「見る」意味から問い直し、自分の着衣や鏡に描いた作品、世界をドームに見立てた立体と絵画、約4×11mの《透明壁画》など23件の所蔵品ほかを展示します。
展示室5 ピカソと同時代の作家たち
他館の展覧会への出品が続いたパブロ・ピカソ《青い肩かけの女》が当館に戻りました。この作品を中心に、ピカソの版画や陶器、同時代の作家の作品を紹介します。また日本の美術界におけるピカソの影響について、作品や関連資料を展示します。
展示室6 生誕80年 あさいますお―不可視の後衛
愛知県長久手出身の前衛芸術家、あさいますお(1942-1966)。絵画の制作、前衛的なパフォーマンス、ガリ版誌の発行、日本各地の辺境への旅、子どもたちへの美術教育など、多岐にわたる活動を展開したこの知られざる作家の作品を紹介します。
展示室7・8 木村定三コレクション 文人趣味と煎茶
木村定三コレクションから文人趣味と煎茶に関わる作品を紹介します。中国明代、江戸時代の禅僧による墨跡、南画や文人画、文房具、煎茶具など、主に日本の文人たちが手がけたもの、関心を寄せた品々で構成します。
基本情報
- [会期]
2022年10月29日(土)~12月25日(日)
- [会場]
愛知県美術館(愛知芸術文化センター10階)
- [開館時間]
10:00~18:00
金曜日は20:00まで(入館は閉館の30分前まで)- [休館日]
毎週月曜日[10/31(月)は開館]
- [観覧料]
一般 500(400)円
高校・大学生 300(240)円
中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金- [主催等]
[主催] 愛知県美術館
関連イベント
■開館30周年記念コレクション・トーク①「あさいますおの24年」
[講師]石崎尚(当館学芸員)
[日時]2022年11月3日(木・祝)14:30-15:30
[会場]アートスペースA(愛知芸術文化センター12階)
[定員]先着90名
愛知県の長久手を拠点とした夭折の前衛芸術家、あさいますお。彼が駆け抜けた24年間の生涯とその間に残した作品をご紹介します。
■開館30周年記念コレクション・トーク②「木村定三コレクションの文人趣味」
[講師]中野悠(当館学芸員)
[日時]2022年11月3日(木・祝)15:40-16:40
[会場]アートスペースA(愛知芸術文化センター12階)
[定員]先着90名
幅広い時代と分野にわたり、総数三千数百件を数える木村定三コレクション内の作品を、文人趣味というテーマに沿って眺めます。また、文人趣味に関わる道具であり、木村定三コレクション内にもまとまった数が含まれている、煎茶具の数々をご紹介します。
■設楽知昭幻灯機上映会+ギャラリートーク
[講師]深山孝彰(当館企画業務課長)
[日時]2022年12月9日(金)18:30-19:10
[会場]展示室4
[定員]先着30名 ※コレクション展チケットが必要です。
追悼特集で展示中の《透明壁画・人工夢》は、約1m四方の透明フィルムに描かれた43点で構成されています。2009年に設楽自身が各画面を6cm角のスライドフィルムにし、名古屋市美術館の講堂で投影した幻灯会を、展示室で再演します。
■煎茶お点前実演+トーク「文人茶(煎茶)をたのしむ」
[講師]高取友仙窟(煎茶道賣茶流4代家元)、田畑潤(愛知県陶
[日時]2022年12月18日(日)14:00-15:30
[会場]アートスペースA(愛知芸術文化センター12階)
[定員]先着90名
展示室7、8で開催中の「木村定三コレクション 文人趣味と煎茶」にちなみ、お点前(煎茶道賣茶流)の実演とあわせて、煎茶や煎茶道の楽しみや煎茶具につい
※いずれも申込不要、聴講無料です。「設楽知昭幻灯機上映会+ギャラリートーク」のみ、コレクション展チケットが必要です。
※開始時刻に会場にお集まりください。
※感染症対策を講じた上で開催します。
※詳細については、今後の諸事情により変更する場合があります。最新情報は、愛知県美術館ウェブサイトをご覧ください。