コレクション展
2024年度第1期コレクション展
From the museum collection 2024: first period
展示室4 新収蔵 キャリントン《ウルでの狩り》
昨年度新たに受贈したレオノーラ・キャリントン《ウルでの狩り》を、初公開します。イギリスに生まれフランスでシュルレアリスムと出会い、第二次世界大戦下に亡命してメキシコに渡ったキャリントン。さまざまな角度から、その作品の魅力に迫ります。
展示室5 新収蔵 中村彝《静物》
昨年度新たに受贈した中村彝《静物》(1911年)を、初公開します。この作品は、1913年の東京大正博覧会で当館所蔵の《少女裸像》とともに出品されていました。このお披露目にあわせて、中村彝が活動した大正とその前後の時代、明治から昭和半ばまでの洋画を中心とした作品を集めて紹介します。
展示室6 鈴木悠哉 archegraph study_Minato
鈴木悠哉の「アーキグラフ・スタディ(archegraph study)」は、都市に実際に見出される形や構造を、ドローイングのプロセスを通じて独自の記号として洗練させていく作品です。本展示では、名古屋港とその周辺の風景を元にしたドローイングとともに、それらのドローイングから発展した立体作品を紹介します。
展示室7 20世紀の絵画と版画
20世紀の西洋の画家たちは、しばしば油彩画とともに版画を制作しました。それは画家と画商に経済的な利益をもたらすと同時に、油彩画とは異なる版画独自の制作プロセスを通じて、画家が新たな表現方法のヒントを得る機会ともなったはずです。油彩画と版画の比較を通じて、両者の関係性に迫ります。
展示室8 加藤孝一の複面相
焼き物の家系をルーツに持つ画家の加藤孝一(1908-1988)は、1950年代から陶による作品を発表し始めました。木村定三氏が愛好した多数の焼き物作品をご紹介する、当館で受贈後初となる特集展示です。
基本情報
- [会期]
- 2024年4月26日(金)-6月30日(日)
- [会場]
- 愛知県美術館(愛知芸術文化センター10階)
- [開館時間]
- 10:00-18:00、金曜日は20:00まで(入場は閉館の30分前まで)
- [休館日]
- 毎週月曜日(ただし4月29日[月・祝]と5月6日[月・振休]は開館)、4月30日(火)、5月7日(火)
- [観覧料]
- 一般 500(400)円
高校・大学生 300(240)円
中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金 - [主催等]
主催:愛知県美術館
関連イベント
コレクショントーク「彫刻家が語る/美術家を語る」
[講 師]栗木 義夫(彫刻家)
[聞き手]石崎 尚(当館学芸員)
[日 時]5月11日(土)13:30-14:30
[会 場]10階美術館 展示室8
[定 員]先着20名(申込不要)
展示室8で開催中の「加藤孝一の複面相」の関連企画。瀬戸の製陶業の家系に生まれて 洋画家になった加藤孝一が生み出す、ユーモラスな陶の立体作品の数々。その自由奔放な 造形がどこから来るのかを、彫刻家の栗木義夫とともに探ります。
※チケットをお持ちの上、開始時刻に美術館ロビーにお集まりください。
※詳細については、今後の諸事情により変更する場合があります。 最新情報は、愛知県美術館ウェブサイトをご覧ください。