企画展

ペルシャ文明展──煌めく7000年の至宝──

The Glory of Persia

 2005年に大英博物館で大規模な展覧会が開催されるなど、近年、ペルシャ文明に注目が集まっています。今回、イラン国立博物館を中心とする第一級のコレクションにより、7000年前にさかのぼるペルシャ文明の全貌を紹介します。本格的な展覧会として、日本ではおよそ50年ぶりの開催となります。

 最大のみどころは、「ペルシャ帝国」として知られ、最盛期にはエジプトからインド、中央アジアまで支配したアケメネス朝ペルシャ(前550‐前330年)の栄華を示す出品物です。黄金のリュトン(角杯)をはじめ、高貴な人々が使った煌めく金製品と、当時の都で現在、世界遺産に指定されているペルセポリスから出土した彫像や浮彫りから、大帝国が集めた富の一端に触れることができます。そのほか、古くは先史時代の彩文土器や都市文明の青銅製品から、シルクロードを経て日本美術に多大な影響を与えたササン朝ペルシャ(226‐651年)の銀製品や切子ガラスまで、古代ペルシャを代表する200余点の至宝を一挙公開します。

 文化の十字路とも言える悠久のペルシャの多種多様な造形と歴史のひろがりをお味わいいただくことのできるまたとない機会となるでしょう。

基本情報

[会期]
2006年10月13日(金)〜2006年12月10日(日)
[会場]
愛知県美術館(愛知芸術文化センター10階)
[開館時間]
10:00〜18:00
金曜日は20:00まで (入館は閉館の30分前まで)
[休館日]
毎週月曜日
[観覧料]

一般 1,200(1,000)円
高校・大学生 900(700)円
中学生以下無料
※()内は20名以上の団体料金

[主催等]

[主催] 愛知県美術館、朝日新聞社、東映、メ~テレ、岐阜新聞・岐阜放送

[後援] 外務省、文化庁、イランイスラム共和国大使館、中近東文化センター、愛知県・岐阜県・三重県・名古屋市各教育委員会

[協賛] DNP 大日本印刷、 ニッセイ同和損害保険

[協力] イラン国立博物館、イラン航空

[企画協力] 東京国立博物館

見どころ

図録

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ペルシャ文明展 煌めく7000年の至宝

監修:大津忠彦(筑紫女学院大学文学部アジア文化学科教授)、後藤健(東京国立博物館上席研究員)
編集:中日新聞社事業本部文化事業部、東映事業推進部
編集協力、中近東文化センター
翻訳:ジョン・ベスター、オスカー・ジャパン株式会社
校正:田宮宣保
デザイン:日下潤一+沼田美奈子+石井希美恵+小島裕子+西山有布+大塚朋子
地図制作:白砂昭義(ジェイ・マップ)
制作:印象社
印刷 :大日本印刷株式会社
発行:朝日新聞社、東映

「イラン旅行の思い出」三笠宮崇仁
「ペルシャ古代文明理解のために」大津忠彦
関連年表

図版
第Ⅰ部イラン最古の都市群
Ⅰ-1 ユニークな造形美
彩文土器・形象土器
Ⅰ-2 都市文明の誕生
金・銀・銅の器物
Ⅰ-3 ルリスタン青銅器とアムラシュ青銅器
武器・馬具・神々の形
Ⅰ-4 華麗に身を飾る
金・宝石・貴石の装い
Ⅰ-5 「捺す」、「転がす」イランの印章
円筒印章とスタンプ印章
第Ⅱ部ペルシャの帝国文明
Ⅱ-1 「世界の中心」ペルセポリスの栄光
宮殿の装飾と工芸品
Ⅱ-2 黄金の煌めき
アケメネス朝ペルシャの華麗な工芸品
Ⅱ-3 アレクサンドロス大王以後
パルティア時代の美術と工芸
Ⅱ-4 シルクロードと正倉院への道
ササン朝ペルシャのガラス器と銀器
ペルシャ歴代の王とコイン
アケメネス朝からササン朝を中心に
グラビア
イランの世界遺産

「道の文明─イラン高原の古代都市群」後藤健
「最古の帝国アケメネス朝ペルシャの興亡」後藤健
「シルクロードが結ぶ日本とペルシャ」大津忠彦

「用語解説」足立拓朗
参考文献
作品リスト

関連イベント