企画展

開館20周年記念 円山応挙展──江戸時代絵画 真の実力者──

Maruyama Okyo

 江戸時代中期の18世紀、伊藤若冲や曾我蕭白、池大雅などが個性をふるった京都画壇で圧倒的な人気を博していたのが円山応挙です。応挙の作品は「写生」を基本としていますが、平明な写生にとどまるものではなく、障壁画や屏風絵において部屋や画面の形を絵の空間表現に利用したトリックアート的着想や、大胆・軽妙に筆を操りながらリアルさを感じさせる驚異的な技量など、多くの革新と魅力に満ちています。

  本展では、国宝・重要文化財や展覧会初公開作品を含む代表作をご紹介するとともに、様々な角度から応挙の実像を再考します。障壁画では大乗寺客殿の空間を再現し、自然光のように変化する照明で応挙の意図をご体感いただきます。日本・中国・西洋の絵画を吸収して完璧な様式美をつくりあげ、近代日本画を準備した真の実力者、応挙の芸術をご堪能ください。

基本情報

[会期]
2013年3月1日(金)~ 4月14日(日)
[会場]
愛知県美術館 (愛知芸術文化センター10階)
[開館時間]
10:00-18:00 金曜日は20時まで (入館は閉館30分前まで)
[休館日]
毎週月曜日
[観覧料]
一般1,300円(前売・団体1,100円)
高校・大学生1,000円(前売・団体800円)
中学生以下無料
「上村松園」展との前売共通券1,800円(一般2枚、切り離し使用可)
[主催等]

[主催] 愛知県美術館、中日新聞社

[後援] 愛知県・岐阜県・三重県・名古屋市各教育委員会

[特別協力] レクサス販売店 (L星が丘、L守山、L高岳、L植田、L岡﨑、L豊田土橋、L一宮)

[照明協力] パナソニック

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