企画展

アブソリュート・チェアーズ 現代美術における椅子なるもの

Absolute Chairs: The Representation of the Chair in Contemporary Art

宮永愛子《waiting for awakening -chair-》2017 写真:木奥恵三 ©️MIYANAGA Aiko Courtesy of Mizuma Art Gallery
「宮永愛子:漕法」展示風景(高松市美術館、2019)

椅子の機能は、座る姿勢を支えるというだけにとどまりません。拡張された身体として、権威の象徴として、あるいは記憶の依り代(よりしろ)として、椅子はさまざまな意味や象徴性をまといます。
椅子は多くのデザイナーや建築家の創造性を刺激する究極のテーマであると同時に、アーティストにとっても魅力的なモチーフとなってきました。アーティストたちは椅子と結びつく多様なイメージをとらえ、作品を通じて社会の中の不和や矛盾、個人的な記憶や他者との関係性などを浮かび上がらせてきました。現代美術における椅子は、日常で使う椅子にはない極端なあり方、逸脱したあり方によって、私たちの思考に揺さぶりをかけます。
本展は、デザインの文脈を離れた新たな視点で、主に戦後から現代までの平面・立体・写真・映像・ダンス作品約70点における椅子の表現に着目し、椅子という身近な存在から社会や人間の在り様を考察します。

基本情報

[会期]

2024年7月18日(木)―9月23日(月・振休)

[会場]

愛知県美術館(愛知芸術文化センター10階)

[開館時間]

10:00-18:00、金曜日は20:00まで(入場は閉館の30分前まで)

[休館日]

毎週月曜日(ただし8月12日[月・振休]、9月16日[月・祝]、9月23日[月・振休]は開館)、8月13日(火)、9月17日(火)

[観覧料]

未定

[主催等]

[主催] 愛知県美術館、中日新聞社

[お問い合わせ先]

愛知県美術館 TEL(052)971-5511(代)