企画展

トライアローグ 横浜美術館・愛知県美術館・富山県美術館 20世紀西洋美術コレクション

TRIALOGUE: The 20th Century Western Art from the Collections of Yokohama Museum of Art, Aichi Prefectural Museum of Art, Toyama Prefectural Museum of Art and Design

ルネ・マグリット《王様の美術館》
1966年 油彩、カンヴァス 横浜美術館

※「ご来館されるみなさまへのお願い」をよくお読みの上、ご来館ください。

 横浜美術館、愛知県美術館、富山県美術館という、国内の各地域を代表する3つの公立美術館は、開館から3040年の活動を通じて、それぞれ充実したコレクションを築いてきました。3館に共通するのは、20世紀の西洋美術を収集の柱のひとつとしていることです。トライアローグ(鼎談・三者会談の意)という展覧会名を掲げた本展は、この3館から粒ぞろいの作品を結集させることで、20世紀の西洋美術の流れを俯瞰します。ピカソ、ミロ、クレー、エルンスト、ダリ、マグリット、ポロック、ベーコン、ウォーホル、リヒターなど、美術の概念を刷新しながら多様な表現を生んだ巨匠たちの、選りすぐりの作品約120点が一堂に会します。

 20世紀の西洋美術のストーリーをそれぞれに紡いできた3つの公立美術館のコレクションの共演によって、作品がまるで互いに会話をするかのように響き合い、補い合いながら、新しいストーリーを織り成していく充実の展示を、ぜひお楽しみください。

基本情報

[会期]

2021年4月23日(金)~6月27日(日)

[会場]

愛知県美術館(愛知芸術文化センター10階)

[開館時間]

10:00〜18:00
金曜日は20:00まで(入館は閉館の30分前まで)

[休館日]

毎週月曜日(ただし5月3日[月・祝]は開館)、5月6日(木)

[観覧料]

一般 1,400(1,200)円
高校・大学生 1,100(900)円
中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金。前売券はございません。
※上記料金で同時開催のコレクション展もご覧いただけます。
※「身体障害者手帳」「精神障害者保健福祉手帳」「療育手帳」のいずれかをお持ちの方、また、その手帳に「第1種」または「1級」と記載のある方に付き添われる方は1名まで当日料金が半額となります。美術館チケット売り場にて手帳をお示しいただき、お買い求めください(付き添いの方はお申し出ください)。

[主催等]

[主催] 愛知県美術館

見どころ

  1. 横浜美術館、愛知県美術館、富山県美術館、それぞれの館が誇る珠玉のコレクションが一堂に会します!


 国内の各地域を代表する3つの公立美術館がこれまでに築いてきた充実のコレクションより、ピカソやミロ、クレーといった巨匠たちの名品からウォーホル、ベーコン、リヒターら第二次世界大戦以降の現代アートの大作に至るまで、約60作家約120点が集結します。20世紀西洋美術の流れを俯瞰するこれらの作品群を通じて、日本の公立美術館コレクションの底力を実感していただけるはずです。



  1. 3館共同企画ならではの切り口


 「トライアローグ」とは、3者による鼎談を意味します。3館が共同して作り上げる本展では、それぞれのコレクションの強みを活かしあい、手薄な部分は補い合いながら、1900年代から1980年代に至るまでの西洋美術史を辿るラインナップを紡ぎます。タイトルにちなんで30年区切りの3章立てでご紹介する作品のなかには、3館が共通して所蔵する作家にフォーカスする「Artist in Focus」というコーナーを設けています。3館所蔵作品の比較展示によって、作家と作品への理解がさらに深まります。




【主な出品作家】

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クレーウェブ用.jpg

第I章 1900s- アートの地殻変動

パブロ・ピカソ、ジョルジュ・ブラック、フェルナン・レジェ、アンリ・マティス、エドヴァルド・ムンク、バルテュス、ヴァシリィ・カンディンスキー、パウル・クレー、ハンス(ジャン)・アルプほか




図版左から:
パウル・クレー《蛾の踊り》

1923年 油彩転写・鉛筆・水彩、紙 愛知県美術館

ヴァシリィ・カンディンスキー《網の中の赤》
1927年 油彩、厚紙 横浜美術館

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ミロウェブ用.jpg

第II章 1930s- アートの磁場転換

マックス・エルンスト、ジュアン・ミロ、サルバドール・ダリ、ルネ・マグリット、ポール・デルヴォー、アレクサンダー・カルダー、アルベルト・ジャコメッティ、ジャクソン・ポロック、モーリス・ルイス、サム・フランシスほか




図版左から:
ジュアン・ミロ《花と蝶》
1922-23年 テンペラ、板 横浜美術館
©︎ Successió Miró / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2021 C3449

ジャクソン・ポロック《無題》
1946年 油彩・エナメル・コラージュ、板 富山県美術館

リヒターウェブ用.jpg

ウォーホルウェブ用.jpg

第III章 1960s- アートの多元化

イヴ・クライン、ルーチョ・フォンタナ、フランク・ステラ、ロバート・ラウシェンバーグ、ジム・ダイン、ロイ・リキテンスタイン、アンディ・ウォーホル、フランシス・ベーコン、クリスチャン・ボルタンスキー、クリスト&ジャンヌ・クロード、ゲルハルト・リヒターほか

図版左から:
アンディ・ウォーホル《レディース・アンド・ジェントルメン》
1975年 アクリル絵具・スクリーンプリント、カンヴァス 愛知県美術館
©︎ 2021 The Andy Warhol Foundation for the Visual Arts, Inc. / Licensed by ARS, New York & JASPAR, Tokyo C3449

ゲルハルト・リヒター《オランジェリー》
1982年 油彩、カンヴァス 富山県美術館
© Gerhard Richter 2021 (08022021)




図録

『トライアローグ 語らう20世紀アート』

2,750円(税込)
全328頁

目次


3館の概要とそのコレクション ······ 009

第I章 1900s- アートの地殻変動 ······ 034
第II章 1930s- アートの地場転換 ······ 034
第III章 1960s- アートの多元化 ······ 034

〈鼎談〉横浜・愛知・富山、3美術館の作品収集と20世紀美術 沼田英子・拝戸雅彦・杉野秀樹 ······ 034
〈論考〉日本の美術館における西洋美術コレクションの形成 加治屋健司 ······ 034
〈学芸員リレー書簡〉「コレクション」を考える──現状、活用、そしてこれから 松永真太郎・副田一穂・碓井麻央 ······ 034
〈漫画〉「ブルーピリオド」番外編 コレクション展に行こう 山口つばさ

作品リスト
展覧会概要・謝辞
クレジット

[企画・監修]横浜美術館・愛知県美術館・富山県美術館
[編集]松永真太郎・大澤紗蓉子(横浜美術館)、副田一穂(愛知県美術館)、碓井麻央(富山県美術館)、梅原志歩(左右社)
[執筆]松永真太郎・大澤紗蓉子・金井真悠子・沼田英子(横浜美術館)、副田一穂・黒田和士・拝戸雅彦(愛知県美術館)、碓井麻央・遠藤亮平・杉野秀樹(富山県美術館)、加治屋健司(東京大学大学院総合文化研究科教授)、山口つばさ
[デザイン]菊地敦己
[発行日]2020年11月20日 初版発行
[発行]株式会社左右社
978-4-86528-006-7 C0071

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