企画展

リール市美術館所蔵 バロック・ロココの絵画  ヴェネツィア派からゴヤまで

DE VERONESE A GOYA: Tableaux et dessins du Palais des Beaux-Arts de Lille

 フランス北東部に位置するリール市は、中世以来フランス、フランドル(現ベルギー)両文化圏の接点として繁栄してきました。町の中心部にあるリール市美術館は、創立以来100年余の歴史をもち、フランスの中でもルーヴル美術館に次ぐ規模と所蔵品の質の高さ世界的に知られています。

 1991年から進められているリール市美術館の改装を機に、ニューヨークとロンドンにおいてそのコレクションを紹介する大規模な展覧会が開かれました。このたびリール市美術館の全面的な協力を得て、同美術館の所蔵品の特色をなすバロック・ロココの絵画に焦点を絞り日本でも開催する運びになりました。

 修復後初めて公開される作品を含む出品作品の多くは日本初公開のもので、とりわけルーベンス、ヴァン・ダイク、ゴヤ等の作品は、いずれもそれぞれの作家を語る上で欠くことの出来ない名作です。バロック絵画の形式に影響の大きかった16世紀ヴェネツィア派の作品から、フランドル、オランダ、フランス、イタリアという4つの地域を中心とする17世紀の絵画の展開を経て、18世紀のロココから近代絵画の夜明けを告げるゴヤへ至るバロック・ロココの絵画の展開を油彩画55点、素描37点によって紹介します。

基本情報

[会期]

1993年10月29日(金)~1994年1月16日(日)

[会場]

愛知県美術館(愛知芸術文化センター10階)

[開館時間]

10:00~18:00
金曜日は20:00まで(入館は閉館の30分前まで)

[休館日]

毎週月曜日、12月28日(火)~1月3日(月)

[観覧料]

一般 1,100(900)円
高校・大学生 800(600)円
小・中学生 500(300)円
※()内は20名以上の団体料金

[主催等]

[主催] 愛知県美術館、朝日新聞社

[後援] 外務省、文化庁、フランス大使館、愛知県・三重県・岐阜県・名古屋市各県市教育委員会、名古屋テレビ放送、JR東海

[協賛] 安田火災海上保険株式会社

[協力] 日本航空

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