企画展
20世紀 愛知の美術
20th Century Art in Aichi
東京と京都の間に位置し、豊かな風土と江戸期以来の独自の文化を有した明治の愛知県城では、土佐派や南画などの伝統絵画諸流派と中央からもたらされた洋画を合わせた大きな画壇が形成され、大正から昭和にかけて、中央や海外の新しい動きを追いながら様々なグループが生まれ展開する土壌となりました。そして戦後それらを基盤に、地域内でのかっぱつな人的交流や教育を含めた美術振興がはかられる一方、その枠を脱して今日的・国際的な視野を持つ作家や、地域性と世界性を兼ね備えたすぐれた作家も多く輩出するようになっています。この展覧会では、明治から一世紀余りの愛知の美術の歩みを93作家の絵画・立体約130点でたどり、現在の位置と将来を展望しようとするものです。
基本情報
- [会期]
- 1993年2月19日(金)~1993年3月21日(日)
- [会場]
- 愛知県美術館(愛知芸術文化センター10階)
- [開館時間]
- 10:00~18:00
金曜日は20:00まで(入館は閉館の30分前まで) - [休館日]
- 毎週月曜日
- [観覧料]
一般 700(500)円
高校・大学生 500(300)円
小・中学生 300(200)円
※()内は20名以上の団体料金
関連イベント
■記念講演会①「実験の時代──美術とヒューマニズムと風土」
[講師] 西沢信正(名古屋造形芸術短期大学教授)
[日時] 1993年2月27日(土)13:30-
[会場] アートスペースA(愛知芸術文化センター12階)
■記念講演会②「芸術活動──地域性と国際性」
[講師] 酒井忠康(神奈川県立近代美術館館長)
中村英樹(美術評論家・名古屋造形芸術大学教授)
[日時] 1993年3月6日(土)13:30-
[会場] アートスペースA(愛知芸術文化センター12階)