企画展
生誕100年 関根正二展
SEKINE SHOJI 1899-1919
関根正二(1899-1919)は大正時代の美術界に彗星のように登場し、わずか20歳と2ヶ月の若さで亡くなってしまいました。それだけに遺された作品は決して多くはありませんが、彼の絵画は、個性豊かな芸術家たちが現われた大正時代の美術界においても、ひときわ異彩を放っています。宗教的な感情さえたたえる幻想の世界、そこは画家自身や理想の女性たちがいる聖なる場所でした。今なお私たちを魅了してやまない関根正二の芸術は、彼の人生、とりわけ恋愛や文学を通じた体験と深くかかわって生み出されたものです。無垢な魂を燃やし尽くすようにして駆け抜けていった天才画家、関根正二の全貌をご紹介します。この展覧会は、関根正二の現在確認することのできる作品のほとんどと関連資料など約95点に、彼が直接交友した画家たちの作品など35点も加えて、彼の芸術とその時代に皆様をご案内します。
基本情報
- [会期]
1999年10月29日(金)~1999年12月12日(日)
- [会場]
愛知県美術館(愛知芸術文化センター10階)
- [開館時間]
10:00~18:00
金曜日は20:00まで (入館は閉館の30分前まで)- [休館日]
毎週月曜日
- [観覧料]
一般 1,000(800)円
高校・大学生 700(500)円
小・中学生 400(200)円
※()内は20名以上の団体料金- [主催等]
[主催] 愛知県美術館、朝日新聞社
[後援] 愛知県・岐阜県・三重県・名古屋市各教育委員会
関連イベント
■記念講演会「悲哀の聖地へ──関根正二の世界──」
[講師] 村田真宏(愛知県美術館主任学芸員)
[日時] 1999年11月6日(土)13:30-
[会場] アートスペースA(愛知芸術文化センター12階)
※聴講無料。
■ギャラリー・トーク(学芸員による展示作品説明会)
[日時] 1999年10月30日(土)、11月13日(土)、11月27日(土)各回10:30-