企画展

ロダンと日本展

Rodin et le Japan

 ロダン(1840-1917)と日本の関係には浅からぬものがありました。彼は当時ヨーロッパで人気を博していた日本人女優花子に魅せられ、彼女をモデルにした水彩・素描や彫刻など多くの個性的な作品を残しました。また、彼は日本美術を愛好し、浮世絵や根付などの特色あるコレクションを形成しました。その一方で、パリで《考える人》を見て彫刻に転向し、ロダンを訪ねて教示も受けた荻原守衛は、1908(明治41)年の帰国後ロダンの影響を受けた作品を発表して日本の彫刻界に大きな衝撃を与えました。ロダン熱が高まる中、1911年にロダンは雑誌『白樺』が彼に寄せた熱烈な賛辞に応えて自選の小品3点を日本に贈っていますし、日本の美術品収集家たちも早くからロダンの作品に関心を寄せて、大正期には松方幸次郎のような収集家も現れました。彼らが集めた作品もご紹介します。

基本情報

[会期]

2001年6月22日(金)~8月19日(日)

[会場]

愛知県美術館(愛知芸術文化センター10階)

[開館時間]

10:00~18:00
金曜日は20:00まで (入館は閉館の30分前まで)

[休館日]

毎週月曜日

[観覧料]

一般 1,200(1,000)円
高校・大学生 900(700)円
小・中学生 600(400)円
※()内は20名以上の団体料金

[主催等]

[主催] 愛知県美術館、フランス国立ロダン美術館、NHK名古屋放送局、NHK中部ブレーンズ、日本経済新聞社、社団法人地域創造

[後援] 外務省、文化庁、フランス大使館、(財)国際交流基金、ぎふ「ロダン&花子」の会、愛知県・岐阜県・三重県・名古屋市各教育委員会

[企画協力] 現代彫刻センター

[助成] (財)国際交流基金

[協力] 日本航空、ヤマト運輸、アリアンス・フランセーズ愛知フランス協会

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