企画展

野見山暁治展

GYOJI NOMIYAMA - A Retrospective

 野見山暁治(1920年生まれ)の作品はつねに身近な自然やモノから出発しますが、現象の表面を追うのではなく、内部に深く切り込んで、そこに内在する生命を引き出そうとします。解体が繰り返されるなかから生み出されるその画面は、対象の具体的なあとをとどめないのですが、そのことがかえってその存在の気配や重みを感じさせ、見る者の心を揺さぶります。

 この展覧会は野見山暁治の初期から最近作にいたる油彩70点、素描20点を<ボタ山の再発見──自然と人工のせめぎあい>、<ヨーロッパ-日本 かたちへのとまどい>、<空、海、風──うつろう自然と向き合って>の3章に分けて展観します。対象の奥底をみつめる画家の視線やイマジネーション、その自由な造形をお楽しみください。

基本情報

[会期]

2004年6月4日(金)〜2004年7月19日)月・祝)

[会場]

愛知県美術館(愛知芸術文化センター10階)

[開館時間]

10:00~18:00
金曜日は20:00まで (入館は閉館の30分前まで)

[休館日]

毎週月曜日(ただし7月19日[月・祝]は開館)

[観覧料]

一般 1,000(800)円
高校・大学生 700(500)円
中学生以下無料
※()内は20名以上の団体料金

[主催等]

[主催] 愛知県美術館、日本経済新聞社

[後援] 愛知県・岐阜県・三重県・名古屋市各教育委員会

[助成] 財団法人地域創造

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