企画展

愛知県美術館開館50周年記念展 コレクションでたどる美術館50年の歩み

50th Anniversary Collection of Aichi Prefectural Museum of Art

 「県美」の愛称で親しまれている愛知県美術館は、1955年に愛知県文化会館の一翼を担う施設として開館して以来、1992年の愛知芸術文化センターの開館にともなうリニューアル・オープンを経て、今年で50周年を迎えました。これを機に、美術館の開館期から現在まで、半世紀にわたる活動のなかでコレクションが形成されてきた様子が通覧できる展覧会を企画しました。それは単にコレクションの歴史を展望することにとどまらず、私たちが生きてきた半世紀に及ぶ時代の社会と美術の諸相を振り返ることにもなります。

 今、美術館は社会の急激な変化のなかで、数年後の状況すら予測できないような大きなうねりのなかに置かれています。美術館50年の活動をコレクションの形成を軸として振り返りながら、戦後社会のなかで美術館がどのような位置にあってその活動を続けてきたのか、この地域社会において愛知県美術館が求められ、また果たしてきた役割とは何だったのか、その時々の美術とどのように向かい合ってきたのか、そして市民社会が成熟へ向かうなかで今後美術館がどうあるべきか、この展覧会を通じて皆様とともに考えていきたいと思います。

基本情報

[会期]

2005年10月7日(金)〜2005年12月4日(日)

[会場]

愛知県美術館(愛知芸術文化センター10階)

[開館時間]

10:00〜18:00
金曜日は20:00まで (入館は閉館の30分前まで)

[休館日]

毎週月曜日(ただし10月10日[月・祝]は開館)、10月11日(火)

[観覧料]

一般 500(400)円
高校・大学生 300(240)円
中学生以下無料
※()内は20名以上の団体料金

[主催等]

[主催] 愛知県美術館

[協賛] 名古屋市民芸術祭2005

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