コレクション展

木村定三コレクション名作展

 卓越した審美眼をもった美術蒐集家、故木村定三氏のコレクションには、与謝蕪村や浦上玉堂の文人画をはじめ、熊谷守一や小川芋銭など近代の画家たちの質量ともに群を抜く作品、茶陶をはじめとする陶磁器から仏教美術まで、幅広い分野の優れた美術品が数多く含まれています。木村氏および夫人から寄贈されたこれらの貴重なコレクションは、その独自の審美眼によって形成されたものでした。

 愛知県美術館は、開館以来近現代美術を中心とした作品による活動を展開してまいりましたが、木村定三コレクションの受贈によって、その内容は地理的にも歴史的にもまた分野としても大きく拡大することになったのです。美術館は木村ご夫妻のご厚志に応えるため、受贈作品の調査研究を進めるとともにその公開にも取り組み、2003年以来各種の展覧会を開催するとともに、コレクション室を設けてその一部を順次公開し、また愛知県陶磁資料館においても茶陶展を開催してまいりました。

 この度、コレクションの受贈以来継続しております調査・研究・保存活動の成果として、ここにご寄贈いただいた三千点を超えるコレクションの中から、選りすぐりの名品をまとまったかたちでご紹介する『名作展』を開催いたします。

基本情報

[会期]
2008年1月25日(金)〜2008年3月23日(日)
[会場]
愛知県美術館(愛知芸術文化センター10階)
[開館時間]
10:00〜18:00
金曜日は20:00まで (入館は閉館の30分前まで)
[休館日]
毎週月曜日(ただし2月11日[月・祝]は開館)、2月12日(火)
[観覧料]

一般 500(400)円
高校・大学生 300(240)円
中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金

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