企画展
アヴァンギャルド・チャイナ──〈中国当代美術〉二十年──
AVANTGARDE CHINA 20 YEARS OF CHINESE CONTEMPORARY ART
急激な経済発展が目覚しい中国ですが、中国の現代美術もまた、近年、劇的なかたちで展開し世界中から熱い注目を集めています。中国の現代美術は、文化大革命終了後の1979年、北京の美術グループ「星星画会」が表現の自由を求めて声をあげたことに始まるとされています。その熱気は1980年代半ば頃には中国全土に広まり、「八五美術運動」が起こります。そして中国の現代美術は、天安門事件や市場経済への移行といった政治・経済の変化をきわめて直接的に反映しつつも、独自の道を切り開いていきます。
本展では、中国に現代美術が登場した1980年代を出発点に、約20年間の中国現代美術の流れを包括的にたどります。すでに評価を確立したアーティストから活躍が期待される若手まで、特筆すべきアーティストに焦点をあててその代表作をご紹介します。絵画、彫刻、パフォーマンス、映像などの多様な美術表現を通し、中国現代美術の放つエネルギーと魅力をご堪能いただけます。
【出品作家】
80年代から現在までの中国現代美術界を代表する作家16名(一部はグループ)。
黄永砅(ホアン・ヨンピン1954-)、王広義(ワン・グァンイー 1956-)、張培力(ジャン・ペイリー1957-)、丁乙(ディン・イー1962-)、張暁剛(ジャン・シャオガン1958-)、方力鈞(ファン・リジュン1963-)、触覚小組(タクティル・アート1987-88)、新刻度小組(シンカドゥ・グループ1988-95)、顧徳新(グ・ダーシン1962-)、馬六明(マ・リウミン)、張洹(ジャン・ホァン1965-)、孫原+彭禹(スン・ユァン1972-+ポン・ユゥ1974-)、楊振中(ヤン・ジェンジョン1968-)、楊福東(ヤン・フードン1971-)、曹斐(ツァオ・フェイ1978-)、徐震(シュー・ジェン1977-)
基本情報
- [会期]
2009年4月3日(金)〜5月24日(日)
- [会場]
愛知県美術館(愛知芸術文化センター10階)
- [開館時間]
10:00〜18:00
金曜日は20:00まで (入館は閉館の30分前まで)- [休館日]
毎週月曜日(ただし5月4日[月・祝]は開館)、5月7日(木)
- [観覧料]
一般 1,200(1,000)円
高校・大学生 900(700)円
中学生以下無料
※()内は20名以上の団体料金- [主催等]
[主催] 愛知県美術館、中日新聞社、国際交流基金、財団法人 自治総合センター
[協力]パナソニック システムソリューションズ ジャパン株式会社
関連イベント
■講演会「中国現代美術の誕生と展開」
[講師]費大為(フェイ・ダウェイ)美術評論家
[日時] 2009年4月4日(土)13:30-14:30
[会場] アートスペースA(愛知芸術文化センター12階)
■シンポジウム「中国現代美術の行方」
[パネリスト]費大為(フェイ・ダウェイ)(美術評論家)
建畠 晢(国立国際美術館館長)
牧野研一郎(愛知県美術館館長)
[司会] 古田浩俊(愛知県美術館主任学芸員)
[日時] 2009年4月4日(土)14:45-16:00
[会場] アートスペースA(愛知芸術文化センター12階)
■アーティスト・トーク
[講師] 孫原(スン・ユアン)(出品作家)
[聞き手] 古田浩俊(愛知県美術館主任学芸員)
[日時] 2009年4月5日(日)13:30-14:30
[会場] アートスペースA(愛知芸術文化センター12階)
■シンポジウム
[パネリスト] 張培力(ジャン・ペイリー)(出品作家)
楊振中(ヤン・ジェンジョン)(出品作家)
長屋光枝(国立新美術館主任研究員)
越後谷卓司(愛知県文化情報センター主任学芸員)
[司会] 中村史子(愛知県美術館学芸員)
[日時] 2009年4月4日(土)14:45-16:00
[会場] アートスペースA(愛知芸術文化センター12階)
■ギャラリー・トーク (学芸員による展示説明会)
[日時] 2009年4月18日(土)、4月25日(土)、5月2日(土)、5月16日(土)各回11:00-11:40
■関連映画上映会「胡同(フートン)のひまわり」
現代中国の激動の30年を生きた画家親子の感動の物語
(監督・脚本:チャン・ヤン、配給:ショウゲート、2005年、中国)
[日時] 2009年5月3日(日)、5月4日(月・祝)各回13:00-15:20(開場は12:30)
[会場] アートスペースA(愛知芸術文化センター12階)