企画展関連イベント

アイチアートクロニクル1919-2019 記念座談会②「公立美術館と地方の反芸術」

撮影者不詳、日本超芸術見本市での座談会の様子、1964年、愛知県美術館蔵
©️ゼロ次元・加藤好弘アーカイヴ

[講師]

[パネリスト]
小松健一郎(北九州市立美術館学芸員)
林田龍太(熊本県立美術館学芸員)

[司会]
石崎尚(当館主任学芸員)

[日時]

2019年6月8日(土)13:00-15:30

[会場]

アートスペースA(愛知芸術文化センター12階)

[定員]

先着150名
※申込不要・聴講無料。開始時刻に会場にお集まりください。

 近年、公立美術館でも「地方の前衛」と呼ばれる美術グループがまとまったかたちで紹介されることが増えてきました。しかし、その中でも反芸術的傾向の強い作家やグループについては、いまだに展覧会の開催は例外的とも言える状況です。「アイチアートクロニクル1919-2019」でも、ゼロ次元やあさいますお、岸本清子、ぷろだくしょん我Sなどの紹介に力を入れましたが、その本格的な調査研究は引き続きの課題と言えるでしょう。この座談会では、北九州市立美術館で「森山安英――解体と再生」を企画された小松健一郎氏、熊本県立美術館で「変革の煽動者 佐々木耕成 アーカイブ」展を企画された林田龍太氏を招いて、公立美術館が「地方の反芸術」に関する調査研究や紹介を行う意義を改めて確認しつつ、作品が物理的に残されにくい作家・グループや、 パフォーマンス作品を展示する際の課題について、議論を深めたいと思います。