企画展
パウル・クレー展 ── 創造をめぐる星座
Paul Klee, Solitary and Solidary
「この世では、私を理解することなど決してできない。なぜなら私は、死者たちだけでなく、未だ生まれざる者たちとも一緒に住んでいるのだから。」
パウル・クレーのこの言葉は、1920年にクレーの作品を売り出した画廊の販売戦略に用いられて、孤独に瞑想する芸術家としての彼のイメージを広めました。たしかにクレーの作品は謎めいているかもしれません。しかし、同じ時代を生きたほかの多くの前衛芸術家たちと同様に、クレーもまた、仲間たちと刺激を与え合ったり、夢を共有したりしながら、困難な時代を生き抜いたひとりの人間でした。
クレーは、人生の根源的な悲劇性と向き合いながら、線と色彩によって光を呼び起こし、抽象のなかに生命のエネルギーを描き出しました。その作品は、歴史的な文脈のなかに置かれることで、また新たな姿を見せることでしょう。本展では、スイスのパウル・クレー・センターとの学術協力のもと、クレーと交流のあった芸術家の作品との比較や、当時の貴重な資料の参照を通じて、多くの人や情報が構成する星座=コンステレーションのなかでクレーを捉え直し、その生涯にわたる創造の軌跡をたどります。
基本情報
- [会期]
- 2025年1月18日(土)- 3月16日(日)
- [会場]
- 愛知県美術館(愛知芸術文化センター10階)
- [開館時間]
- 10:00-18:00、金曜日は20:00まで(入場は閉館の30分前まで)
- [休館日]
- 月曜日(2月24日 [月・振休] は開館)、2月25日(火)
- [観覧料]
- 一般 1,800円(1,600円)
高校・大学生 1,200円(1,000円)
中学生以下無料
※( )内は前売券および20名以上の団体料金です。
【平日限定券】
一般シングル(1枚) 1,300円
一般ペア(2枚)2,400円
【クレー展×フォロン展 ダブルチケット】
一般3,000円
※本展会期中に限りコレクション展もご覧になれます。
※平日限定券は平日の開館日のみ有効なチケットです。
※平日限定券およびダブルチケットは一般のみとなります。
※平日限定券のペア券およびダブルチケットは、ご購入時に2枚発行されます。2枚同日、もしくはそれぞれ異なる日でもご観覧いただけます。
※身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳(愛護手帳)、特定医療費受給者証(指定難病)のいずれかをお持ちの方は、各券種の半額でご観覧いただけます。また付き添いの方は、各種手帳(「第1種」もしくは「1級」)または特定医療費受給者証(指定難病)をお持ちの場合、いずれも1名まで各券種の半額でご観覧いただけます。チケットをお買い求めいただき、当日会場で各種手帳(ミライロID可)または特定医療費受給者証(指定難病)をご提示ください。付き添いの方はお申し出ください。
※学生・生徒の方は当日会場で学生証(生徒手帳)をご提示ください。
[販売期間]
前売券:2024年11月1日(金)~2025年1月17日(金)
平日限定券:2024年11月1日(金)~※上限に達し次第、販売を終了します
ダブルチケット:2024年11月1日(金)~ ※上限に達し次第、販売を終了します
当日券:展覧会会期中 - [外部サイト]
展覧会特設サイト:https://static.chunichi.co.jp/chunichi/pages/event/paulklee_aichi/
- [主催等]
主催:愛知県美術館、中日新聞社、東海テレビ放送
協賛:DNP大日本印刷、アイシン
後援:JR東海
学術協力:パウル・クレー・センター
特別協力:東京国立近代美術館
この展覧会はパウル・クレー・センターの学術協力のもと開催しています。
関連イベント
スライドトーク(学芸員による展示説明会)
日時:
1月25日(土)11:00-11:40
2月8日(土) 11:00-11:40
2月21日(金)18:30-19:10
3月1日(土) 11:00-11:40
会場:アートスペースA(愛知芸術文化センター12階)
定員:180名
※事前申込不要・聴講無料。開始時刻に会場にお集まりください。