[ 先生のためのプログラム:学校と愛知県美術館による鑑賞学習実践例 ] 「ふくろがビョ~ン!」

対象作家・作品 松井紫朗 ≪あいちトリエンナーレ2010のためのプラン≫
関連タイトル 日本文教出版 1・2上 P.32 「むくむくニョキニョキ」
開隆堂出版  1・2上 P.13 「ふわふわ ポンポン」
ねらい ビニルぶくろをふくらませて楽しもう。
対象学年 1・2年生
指導の構成(流れ) 鑑賞(会場)→ 表現(学校)
実践案作成者 尾張旭市立渋川小学校教諭 岡島叔子

実践のねらい

松井作品鑑賞(あいちトリエンナーレ)→表現→相互鑑賞

濡れた雨傘を入れるビニル袋などにストローをつなげ、息を吹き込んで膨らませ、そのユーモラスな動きと形から楽しい発想をさせる。空き箱を加工して袋の形や登場のさせ方など、試行錯誤しながら表していく。 (指導案 省略)

 

鑑賞のポイント

松井紫朗の今回の作品は、屋内庭園から愛知芸術文化センター10階の巨大なフォーラム空間へと伸びる、緑色のバルーンで、風(空気)など自然の力を利用して形が変わる、いわば空気が作る造形物である。これまでも展示空間全体を、観る人の意識の中に引き込んで、視覚や意識が揺さぶられる感覚を引き起こすような彫刻作品を展開している。

子ども達は、作品を色々な角度から見て回ったり、中に入ったりして、空間的な仕掛けを発見し、空間に組み込まれた「遊び」を歩きながら体感していくことができる。