見どころ

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(1)小出楢重《蔬菜静物》1925年 油彩/画布

(2)中澤英明《子供の顔 寝ぐせ》2003年
テンペラ・油彩/白亜地・綿布・板

(3)小林孝亘《Stairs》2008年 油彩/画布

コレクション企画
日本で洋画、どこまで洋画?
―高橋由一から現代画家まで―

明治期の半ばに「日本画」と対になるようにして、「洋画」という言葉と作品が生まれました。日本人による洋画はその後昭和初期まで、20世紀の新しい動向と同時代のものであろうとしたり、逆に西洋古典絵画の精神に迫ろうとしたり、またあえて日本の歴史や風土を題材として「日本的油絵」の創出を試みるなど、複雑な展開を見せます。そこには、後発としての葛藤と、それゆえに得られた魅力があります。

戦後になって「洋画」や「洋画家」という意識は次第に薄れてきますが、その一方で、現代日本の若手作家たちが人物や風景などを油彩で描いた絵画がいわゆる「現代アート」として国際的にも高く評価されています。このような作品は「洋画」とはどのように違うのでしょうか。

本展では、高橋由一から現代の奈良美智や安藤正子、坂本夏子らまでも含めた油彩による具象絵画を通観することにより、近代以降の日本絵画の存在意義を再考します。