過去の企画展

過去の企画展

木村定三コレクションの江戸絵画 ―小世界を愉しむ―

会期 2006年3月10日[金]−2006年5月21日[日]
会場 愛知県美術館(愛知芸術文化センター10階)
開館時間 10:00-18:00 金曜日は20:00まで (入館は閉館の30分前まで)
休館日 毎週月曜日
観覧料 一般/800(600)円
高校・大学生/500(300)円
小・中学生/無料
※( )内は前売り、および20名以上の団体料金。
【主催】 愛知県美術館/日本経済新聞社/テレビ愛知
【後援】 愛知県・岐阜県・三重県・名古屋市各教育委員会

 名古屋の美術品蒐集家・木村定三氏(1913-2003)による江戸絵画のコレクションは、重要文化財6点(与謝蕪村1点、浦上玉堂5点)をはじめとする一部の作品がよく知られていました。他にも質の高い作品が多いとされてきましたが、一般に公開されることはほとんどなく、専門家の間でも全貌は不明のままでした。近年、愛知県美術館では考古から近代にわたる木村氏の美術品コレクションをまとめて寄贈いただき、このたび、江戸絵画の作品群を初めて一堂に公開することとなりました。展示される120点のほとんどが初公開であり、知られざる江戸絵画の大コレクションをまとめて鑑賞できるまたとない機会となります。

 江戸時代には、人々が親密な生活空間の中で、しばし別の時空に心を遊ばせることのできる様々な絵画の小世界を愉しんでいました。あるいは家族や親戚、あるいは親しい友人たちと過ごすそれぞれの場に応じて、ふさわしい絵画が選ばれ、心を合わせてそれらを鑑賞することで、その場を共有する彼らもまたひとつの小世界を形作っていたのです。このような、暮らしに味わい深いひと時をもたらす絵画作品は、江戸時代美術の大きな魅力です。木村定三コレクションの江戸絵画は、こうした洗練された鑑賞の楽しみに満ちた佳品にあふれています。

 木村定三コレクションには、江戸時代を代表する多様な画家の作品がそろっており、それらによって江戸時代の画壇を眺めわたすことができます。本展では、当時それぞれに特色ある文化圏を形成していた江戸、上方、名古屋などの地域ごとに展示を構成し、各地域で様々な画家が活動していた当時の様子をわかりやすくとらえられるようにします。江戸絵画の入門篇としても、ぜひご覧下さい。コレクションには、まとめて展示される機会の少ない地元名古屋の画家の作品も多く含まれており、名古屋画壇の豊かさを味わえる貴重な場ともなるはずです。

■企画展関連イベント
記念講演会
 「木村定三コレクションの江戸絵画」
[講師] 小林忠氏(学習院大学教授)
[日時] 2006年3月25日[土] 13:30-15:00
[会場] 愛知芸術文化センター12階 アートスペースA

※ 聴講無料・事前申し込み不要。


ギャラリー・トーク(学芸員による展示作品説明会)
[開催日] 2006年3月31日[金]、4月15日[土]、4月20日[木]、4月29日[土]、5月7日[日]、5月19日[金]
[時間] 各回 11:00-12:00

※聴講無料。ただし観覧券が必要。