過去の企画展

過去の企画展

生誕100年記念 吉原治良展

会期 2005年12月16日[金]−2006年2月26日[日]
会場 愛知県美術館(愛知芸術文化センター10階)
開館時間 10:00-18:00 金曜日は20:00まで (入館は閉館の30分前まで)
休館日 毎週月曜日(ただし1月9日[月・祝]は開館)、1月10日[火]
観覧料 一般/800(600)円
高校・大学生/500(300)円
小・中学生/無料
※( )内は前売り、および20名以上の団体料金。
【主催】 愛知県美術館/朝日新聞社
【後援】 愛知県・岐阜県・三重県・名古屋市教育委員会

 「他人の真似はするな」関西に集結した美術家集団<具体美術協会>のリーダーとして、若手作家を鼓舞し続けた吉原治良(1905-1972)。世界のアートシーンにまで躍り出た「具体」でのエネルギッシュなイメージが先行しがちな吉原ですが、実はアトリエにこもり制作に打ち込む、多産な画家でした。実際彼が制作した絵画は1000点にものぼります。

 吉原は14歳の時(1919年)独学で油絵を始めました。魚のモティーフから形而上学的なイメージへと主題の変遷を経て、1930年代の後半には、純粋抽象表現に取り組む前衛美術の先駆者のひとりとなりました。戦後、人物を描くことから再出発した吉原は、次第に造形とマティエールの問題に向かい、1954年の「具体」結成のころからは、若手の型破りな手法に触発され、激しいストロークと絵具の物質性を露わにした、アンフォルメル(具象的な形のない)表現を獲得していきました。そしてこれら数々の試みの末に、代表作となるカンヴァス一杯に描かれた「円」が誕生します。こうした作品には、一貫して吉原独特の鋭敏な感性に満ちたヴィジョンが込められています。

 回顧展として名古屋で初めて開催される本展覧会では、戦時中に疎開先で制作された特異な小作品を含む、初期から晩年までの油彩作品を中心に約180点を展示して、画家吉原治良のあくなき制作意欲に富む、多面的な創造の軌跡をたどります。

■企画展関連イベント
記念講演会
 「吉原治良と具体」
[講師] 元永定正氏(作家)
[日時] 2006年1月21日[土] 13:30-15:00
[会場] 愛知芸術文化センター12階 アートスペースA

記念講演会
 「画家吉原治良、その知られざる側面」
[講師] 熊田司氏(大阪市立近代美術館建設準備室研究主幹)
[日時] 2006年2月4日[土] 13:30-15:00
[会場] 愛知芸術文化センター12階 アートスペースA

ギャラリー・トーク(学芸員による展示作品説明会)
[開催日] 2006年1月15日[日]、1月28日[土]、2月12日[日]、2月19日[日]
[時間] 各回 11:00-12:00

※聴講無料。ただし観覧券が必要。