過去の企画展

過去の企画展

アジアの潜在力 ‐海と島が育んだ美術‐

会期 2005年5月24日[火]−2005年7月10日[日]
会場 愛知県美術館(愛知芸術文化センター10階)
開館時間 10:00-18:00 金曜日は20:00まで (入館は閉館の30分前まで)
休館日 毎週月曜日
観覧料 一般/1000(800)円
高校・大学生/700(500)円
小・中学生/無料円
※( )内は前売り、および20名以上の団体料金。
【主催】 愛知県美術館/日本経済新聞社/テレビ愛知/財団法人2005年日本国際博覧会協会/財団法人自治総合センター
【後援】 愛知県・岐阜県・三重県・名古屋市各教育委員会

 「自然の叡智」をメインテーマとする2005年日本国際博覧会の開催にあわせて準備されたこの展覧会は、広大な地域にまたがるアジアの多様な美術の中でも、東アジアの島嶼(とうしょ)部、インドネシア、カンボジア、タイ、台湾、フィリピン、ベトナム、マレーシアそして日本など、主として海上交易によって結ばれていた地域の美術を対象としています。この地域の、時代を超えて海と島に条件付けられた人々の造形を見ることを通じて、自然と人間、そして人間の手で生み出された「もの」との関係について、改めて思いめぐらす機会を提示しようとするものです。

 展示作品には、縄文土器などの古代の造形物に始まり、円空や木喰(もくじき)など近世の木彫、高村光太郎や橋本平八など近代の彫刻、毛利武士郎や平川正道らの戦後の彫刻、さらには東アジア地域で制作されてきた民族的な美術、そして現代の美術や陶芸までが含まれます。こうしたさまざまな作品を、Carving(彫り刻む)、Dyeing(染める)、Molding(手で形作る、あるいは成型する)とModeling(肉づける)、といった手仕事の技法の観点から構成しました。

 この展覧会では、そうした手わざに注目し、海によって隔てられながら、海によって交流のあった地域の「もの」づくりに光をあててみます。そこには、形式と秩序を重んじた大陸の文化とは異なり、交互に異なることばや文化の壁をこえて、ことばで伝えられなかった人々の知恵が、「もの」づくりのなかに息づいているように思います。人と自然との間に息づく「もの」を通して、生命の根ざす河床を探ってみたいと思います。

■企画展関連イベント
記念講演会
 「島国の美術」
[講師] 樋田豊次郎氏(京都工業繊維大学助教授)
[日時] 2005年6月4日[土] 13:30-15:00
[会場] 愛知芸術文化センター12階 アートスペースA

※聴講無料・事前申し込み不要。


ギャラリー・トーク(学芸員による展示作品説明会)
[開催日] 2005年5月26日[木]、6月10日[金]、6月14日[火]、6月23日[木]
[時間] 6月10日は18:00-19:00、その他の日は11:00-12:00

※聴講無料。ただし観覧券が必要。