過去の企画展

過去の企画展

セザンヌ展

会期 2000年1月5日[水]−3月12日[日]
会場 愛知県美術館(愛知芸術文化センター10階)
開館時間 10:00-18:00 金曜日は20:00まで (入館は閉館の30分前まで)
休館日 毎週月曜日(1月10日[月]は開館)、1月11日[火]
観覧料 一般/1200(1000)円
高校・大学生/900(700)円
小・中学生/600(400)円
※( )内は前売り、および20名以上の団体料金。
【主催】 愛知県美術館/中日新聞社/NHK名古屋放送局/NHK中部ブレーンズ
【後援】 外務省/文化庁/フランス大使館/愛知県・岐阜県・三重県・名古屋市各教育委員会
【協賛】 富士通株式会社
【協力】 日本通運
【特別協力】 日本航空

 ポール・セザンヌ(1839-1906)は近代絵画の父と呼ばれています。セザンヌは、1860年代から70年代初めには、厚塗りの暗い色彩で激しい情念の世界を描いていましたが、70年代初めにピサロに導かれ、画面に印象派の明るい色彩を採り入れて名実ともに印象派の一員となります。しかし70年代末には早くも印象派を超越し始め、色彩と形態、平面と空間の問題の探求を通じて堅牢な画面の構築へと進み、90年代半ば以降の晩年には、その堅牢な画面構成の中にバロック的な躍動感が生じてきます。孤高の生活と絵画への献身から生まれたこれらの作品は、従来の美の規範を超越する新しい絵画の地平を切り拓き、キュビスムを始めとする20世紀絵画の展開に決定的な影響を与えました。

 20世紀最後の年に開催されるこの展覧会では、初期から晩年に至るセザンヌの画業を「初期絵画」「風景画」「人物画」「静物画」「水浴図」の5つのジャンルに分け、それぞれの展開をたどりながら、セザンヌの芸術を多角的に展望します。また、本展のもう一つの重要なテーマは、日本におけるセザンヌ受容の歴史を振り返ることです。現在日本国内に所蔵されている作品を始め、『白樺』や『美術新報』などの雑誌の図版を通じて明治末期から大正期にかけてわが国に紹介された作品、松方幸次郎らの収集家が将来した作品を可能な限り展示することで、日本人とセザンヌの関係が浮き彫りになってくることでしょう。こうした意図のもと、本展で一堂に展覧される油彩画約50点、水彩・素描等約30点の作品群は、世紀の転換期に生きる私たちに、必ずや多くを語ってくれるに違いありません。

■企画展関連イベント
記念講演会 「セザンヌー人と芸術」
[講師] 宮崎克己(石橋財団ブリヂストン美術館学芸課長)
[日時] 2000年1月15日[土] 13:30-15:00
[会場] 愛知芸術文化センター12階 アートスペースA

※聴講無料。


記念講演会 「セザンヌと日本」
[講師] 永井隆則(京都工芸繊維大学助教授)
[日時] 2000年2月5日[土] 13:30-15:00
[会場] 愛知芸術文化センター12階 アートスペースA

※聴講無料。