過去の企画展

過去の企画展

魔法の庭…詩とかたちのフーガ ファウスト・メロッティ展

会期 1999年4月23日[金]−1999年6月13日[日]
会場 愛知県美術館(愛知芸術文化センター10階)
開館時間 10:00-18:00 金曜日は20:00まで (入館は閉館の30分前まで)
休館日 毎週月曜日(ただし5月3日は開館)、5月6日[木]
観覧料 一般/1100(900)円
高校・大学生/800(600)円
小・中学生/500(300)円
※( )内は前売り、および20名以上の団体料金。
【主催】 愛知県美術館/毎日新聞社
【後援】 イタリア大使館/イタリア文化会館/ZIP-FM/愛知県・岐阜県・三重県・名古屋市各教育委員会
【協力】 Alitalia
【助成】 アサヒビール芸術文化財団
【企画協力】 メロッティ・コレクション、ミラノ

 北イタリアの都市ミラノで活躍したファウスト・メロッティ(1901-1986)は今世紀のイタリア美術における先駆的な存在として絶大な評価を得ています。

 メロッティは1935年に古典的な音楽の理論を応用した抽象的な彫刻作品を発表しました。この時期の作品が脚光を浴びるには、1960年代になるのを待たねばなりませんでしたが、彼はインテリア・デザイナー兼陶芸家としての活動を続け、精妙に釉薬を施したユニークなかたちの陶器や、工芸的な小彫刻を数多く手がけて、広く知られていました。1950年代の終わりにメロッティは細い真鍮の棒を溶接して組み合わせ、人体や動物の姿になぞらえた小さなブロンズ像を加え、チェーンで球などをぶら下げた作品を制作するようになります。そして、メロッティはふたたび音楽理論と造形との調和を意識した作品も制作しました。軽やかに揺れ動く真鍮の構成物や、さまざまの素材で作り上げられた作品は、ひとつひとつのかたちが和音と旋律を奏でるように呼びかけ合って、そこに洗練された詩的な叙情をかもしだす、彼ならではの「魔法の庭」が造り出されたのでした。

 今回の展覧会は、遺族の管理するミラノのメロッティ・コレクションをはじめとするイタリアの公立美術館や個人所蔵家の方々による協力で、ヨーロッパ以外で開催する初めての回顧展として実現しました。彼の青年期から最晩年にいたる六十年ほどの間に手がけられた作品から選ばれた立体作品70点、陶器5点、素描30点の各々は、フーガを奏でながら詩を歌う豊かな造形世界へとわたくしたちをいざなってくれるでしょう。

■企画展関連イベント
記念講演会 「20世紀イタリア美術における日本の影響―モディリアーニからメロッティまで」
[講師] ヴァンニ・シャイヴィラ―(評論家)
[日時] 1999年4月24日[土]

記念講演会 「フォンターナとメロッティ」
[講師] 拝戸雅彦(愛知県美術館学芸員)
[日時] 1999年5月15日[土]

ギャラリー・トーク(学芸員による展示作品説明会)
[開催日] 1999年5月8日[土]、5月22日[土]、5月29日[土]
[日時] 各回 10:30-