過去の企画展

過去の企画展

大英博物館所蔵 イタリア素描展

会期 1996年4月19日[金]−5月26日[日]
会場 愛知県美術館(愛知芸術文化センター10階)
開館時間 10:00-18:00 金曜日は20:00まで (入館は閉館の30分前まで)
休館日 毎週月曜日(ただし4月29日、5月6日は開館)、4月30日、5月7日
観覧料 一般/1100(900)円
高校・大学生/800(600)円
小・中学生/500(300)円
※( )内は前売り、および20名以上の団体料金。
【主催】 愛知県美術館/中日新聞社/中部日本放送
【後援】 ブリティッシュ・カウンシル/愛知県・岐阜県・三重県・名古屋市各教育委員会/JR東海
【協賛】 東京海上
【協力】 日本航空

 ロンドンの大英博物館は、所蔵される数多くのギリシャ彫刻やエジプト美術の傑作を通じてあまりにも有名です。しかし、同時にヨーロッパ素描芸術の宝庫でもあることはあまり知られていません。本展は、大英博物館版画素描部の膨大なコレクションの中から、イタリア盛期ルネサンス、マニエリスム、バロック時代の巨匠たちの素描100点を精選して展示するものです。

 イタリアでは、15世紀の初期ルネサンスを通じて、ペンやチョークを使った素描芸術が急速に発達していきました。この興隆は、16世紀の盛期ルネサンスに頂点に達し、さらにマニエリスム、バロック時代へと新たな展開を見せてゆきます。芸術家たちは、心中に浮かんだアイディアを最初に定着する素描こそが、絵画、彫刻、建築などすべての芸術の基盤だと考えました。実際、素描の上には、芸術家が構想を練り上げていく過程や試行錯誤の跡が赤裸々に記録されており、このことが、完成した絵や彫刻には見られない素描独特の魅力になっています。

 本展では、レオナルド、ミケランジェロ、ラファエッロの作品に始まり、個性的なマニエリスム芸術家ポントルモやパルミジャニーノ、ヴェネツィア派のティントレットやヴェロネーゼを経て、バロック時代の巨匠カラッチやベルニーニの作品を紹介いたします。

■企画展関連イベント
連続講演会「魅惑のイタリア芸術」

「イタリア素描の技法、歴史、機能」

[講師] ヒューゴー・チャップマン(大英博物館版画素描部イタリア素描担当学芸員)
[開催日] 1996年4月20日

「ヴェネツィア絵画と中部イタリアの美術」

[講師] 越川倫明(国立西洋美術館主任研究官)
[開催日] 1996年4月27日

「万能の天才とルネサンス―建築家としてのレオナルド、ミケランジェロ、ラファエッロをめぐって」

[講師] 長尾重武(武蔵野美術大学教授)
[開催日] 1996年4月28日

「ルネサンス君公の宮廷と美術―フィレンツェ、フェラーラ、マンドヴァを中心に」

[講師] 小佐野重利(東京大学教授)
[開催日] 1996年5月11日

「だまし絵の系譜―バロック天井画の世界」

[講師] 坂本満(聖徳大学教授)
[開催日] 1996年5月18日

「イタリア音楽の流れ―16・17世紀を中心に」

[講師] 戸口幸策(成城大学教授)
[開催日] 1996年5月19日